くろねこのこよもやま日記

【くろねこのこ】交通事故にあった猫の保護日記※無事に里親様へ縁付きました。ご支援感謝御礼申し上げます

いつかくるその時

12/19

 

※悲しい描写が入ります

ご注意くださいませ

 

こじろうさんが

私の枕の上で寝ていたので

こじろうさんに耳をつけて

飼い主も横になってみました

 

トクントクンという心音と

ガーゴンガーゴンという喉を鳴らす音

 

ああ、、

生きているんだなぁ

 

あとどのくらい一緒にいられるんだろうか

 

ちょっぴりおセンチになってしまうワタクシ

 

先の事なんて分からないけど

この可愛い可愛い毛むくじゃらのコを

全力で守っていってあげたいと思いました

 

・・・・

ぎんちよが亡くなった日

同じように

ぎんちよの生きる音を聞いていました

 

「徐脈、多臓器不全、もって今日か明日です

自宅でゆっくり送ってあげた方が良いと思います」

と言われて病院から帰宅しました

 

ぎんちよは足をふみふみ

多分もう意識もはっきりしていなくて

 

もう私にできることは何も残っていなくて

 

ぎんちよのお腹に耳をつけて

一緒に横になりました

 

「徐脈」と診断された通り

段々段々心音の間隔がゆっくりになっていって

 

「多臓器不全」と診断された通り

口からは真っ黒な体液が少しづつ出てきていて

 

もうぎんちよの身体が最終段階に

入っているのが分かりました

 

心音がゆっくりになるのに伴って

息もゆっくりになっていきました

 

ああもうゆくのだなと思うと

涙が止まらなくなって

でもぎんちよの生きる音を最期まで聞きたいので

しゃくりあげて自分の音で

ぎんちよの音をかき消さないように

たくさんたくさん我慢しました

 

心音がもう聞こえないくらいになって

お腹も上下しなくなったとき

 

かはぁ、、、と

大きく口を開けて大きな呼吸を三回しました

 

まるで体内にある酸素を全部出し切るような

そんな大きな息のつき方でした

 

ぎんちよを抱きしめて

「がんばったね。もういいよ。もうがんばらなくていい。」

といいました

 

病院の先生が

「耳の機能が一番最後まで残るといわれているので

たくさんたくさん声をかけてあげてください」

とおっしゃっていたのです

 

ぎんちよが最期に聞いた言葉は

私の「愛してる、先に行って待っててね」

 

ぎんちよの身体から力が抜けて

何の音もしなくなって

わんわんと泣きました

 

いってしまった。

 

でもこんな風に看取れたことは

きっとこの上ない幸せな事なんだろうと

同時に思いました

 

 

まだまだ先だと信じているけれど

いつかきっとくるその時には

こじろうさんもきっと私の腕の中から

旅立って欲しいとわがままに願うのでした

 

 

ちょっと悲しいお話を

最後までお付き合いいただき

ありがとうございました!!