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草木も眠る丑三つ時
ふと目を覚ますと
誰もいないはずの部屋から
「ちりりん、、ちりりん、、」
鈴の音が聞こえます
夜寝る前に
怪談実録短編集を読んでしまった私、、
小心者で怖い本は必ず表紙を伏せて
置いておくほど怖がりの癖にそーゆー本を読みます汗
【よく幽霊信じてる？という話をしますが
いないという確証がないからいるかもしれないと思っています】
さっき読んだ本にも夜中に鈴の音が、、というお話がありました
【ああ、、終わった、、きっと来ちゃったんだ】
確かそのお話の中では鈴の音とともに着物の女の人が来るんだよな
それで雨のたびに家に近づいてきて、、
怖い！！
急いでこじろうさんを確認すると
毛布はもぬけの殻、、
こじろうさんが連れて行かれてしまう！！
意を決してお布団から出て問題の鈴の音が鳴っている部屋へ
「ちりん、、ちりりん、、」
真っ暗な部屋に鈴の音だけが鳴り響いています
私は防御力も攻撃力も無さそうなのになぜか枕を握り締め、、
抜き足差し足、、音の鳴るほうへ、、
バッと電気をつけると
こじろうさん
姉からもらった鈴付きのおもちゃを転がして遊んでおりました
なんてはた迷惑な！！
遊ぶなら遊ぶでもっとじゃれたりする音が聞こえれば
「あ、、こじろうさんが遊んでるな」と思うのに！
目の前に転がったおもちゃをただお手てで右に左に転がしているだけのこじろうさん
それでは鈴の音しか聞こえずに怪音に聞こえてしまいます！！
そしてその動作、何が面白いの！？
厳重注意！！
罰としてもふもふの刑です！！
フンフン息巻いてこじろうさんをもふもふしながら
お布団に戻り二度寝を決め込みます
もちろん
さっき読んでた怪談小説が裏返っているか
しっかり確認しました笑
夜寝る前の怪談小説はこれからちょっとやめとこうかな笑
